広島平和記念式典に寄贈したデザインが「TOKOLOCOM ver.」として発売
広島平和記念式典に寄贈したデザインが「TOKOLOCOM ver.」として発売
8月6日に広島で開催された広島平和記念式典にて、各国の駐日大使や来賓に配布された野老朝雄氏デザインの特別なファーノ。
扇面デザインはそのままに、ヒノキ間伐材に藍染加工を施し、さらにパッケージには1300年の歴史を誇る徳島の阿波和紙を採用。素材・技術・デザインが融合した特別仕様となりました。
「藍色」は、野老氏が東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムにも用いた特別な意味を持つ色。今回の製品化にあたり、天然藍染料の日本一の産地・徳島とのご縁から生まれたスペシャルプロダクトです。
▼ファーノ「TOKOLOCOM Ver.」の詳細はこちら
https://shop.ca-mi-no.jp/items/118649805
デザイン:TOKOLOCOM(Asao TOKOLO)
https://tokolocom.com/
藍染:in Between Blues
https://inbetweenblues.jp/
パッケージ素材:Awagami Factory
https://www.awagami.or.jp/
【デザインについて】
今回寄贈したFANOは、野老(ところ)朝雄氏の創作における大切な考え方「個と群と律」に基づいてデザインされています。
「個」は一つひとつの要素やパーツ、「群」はそれらが集まってできる集合体、「律」はそれらを組み立てるためのルールや法則を意味します。この3つの要素をうまく組み合わせることで、多様で美しい模様やデザインが生まれるという考え方です。さらにこの考え方には、「多様性を認め合い、つながりを生み出す」というメッセージが込められており、それを誰にでも伝わる言葉「PEACE(平和)」で表現しています。また、FANO独自の360度に広がる蛇腹(じゃばら)構造と、日本の伝統色である藍と白の交互配色によって、見る角度によってPEACEの文字が浮かび上がったり隠れたりするなど、さまざまな表情を見せてくれます。
【藍染 in Between Blues】
「in Between Blues」は、徳島県海陽町出身のフリーサーファーであり環境省アンバサダーでもある永原レキ氏が徳島の伝統文化とサーフカルチャーを繋ぐプロダクト開発を目的に2016年に設立。TOKOLOCOM Ver. の藍染は全て永原氏の手作業により施されています。
【阿波和紙 Awagami Factory】
「Awagami Factory」は1300年の歴史を持つ阿波和紙のブランド総称です。和紙の伝統文化を守り継承するだけでなく、さまざまな技法の開発・研究活動を行っています。パッケージに採用した阿波和紙も、天然原料の持つ光沢や風合いを活かした、美しく強靭な和紙に仕上がっています。