PAPLUS®(パプラス)
植物由来成分99%以上(世界最高水準)
紙とトウモロコシ由来生分解樹脂からできた
環境配慮型素材 PAPLUS®(パプラス)
植物由来生分解性プラスチックのなかでも最も実用化が進んでいるポリ乳酸(PLA)はトウモロコシのデンプンやサトウキビ搾汁などの植物由来樹脂と乳酸菌を原料とする、環境にやさしい合成樹脂です。このポリ乳酸(PLA)に、同じ植物由来で生分解性を持つ紙を複合させ、PLAの弱点であった耐熱性や耐久性、そして成形の難しさなどを日本の高度な技術で克服した、石油由来プラスチックに代わる新しい熱可塑性樹脂がPAPLUS®です。
PAPLUS®は回収を前提とした製品として生産し、役目を終えたPAPLUS®製品は再製品化されます。
*PAPLUS®は樹脂及びシートなど材料としての販売は行っておりません。
PAPLUS®ホームページ https://paplus.jp/
PAPLUS®の特徴
PAPLUS®ホームページ https://paplus.jp/
- 植物由来成分99%以上という世界最高水準のサスティナビリティ素材 *耐熱グレードは植物由来成分約86%、天然成分93%以上
- 石油由来プラスチック製品の代替品として、リユース用製品にも耐えうる十分な強度
- 耐熱温度約120℃ *耐熱グレードの場合
- フードコンタクト製品用途には食品衛生法(厚生省告示第370号)準拠
- カーボンニュートラル
- 最終廃棄時には、燃えるゴミとして処理可能 *焼却時CO2排出量および熱量はPP比50%減、有毒ガス排出なし(当社調べ)
- コンポスト環境下では3~6か月、土中では3年~5年で生分解可能 *微生物の働きにより生分解速度は異なります
- グレードや製品形状により、国際的に製法特許や意匠権で保護されています
PAPLUS®のリサイクル
PAPLUS®は、リユースに適した硬質プラスチック代替素材です。最終処分時には粉砕し、再度ペレット化することで(リペレット)、新しい製品として生まれ変わることが可能です。また、使い捨て用途の場合でも、堆肥化設備ないし微生物の多い土中に埋めることで水と二酸化炭素に生分解されます。
PAPLUS® のトレーサビリティ
PAPLUS®ホームページ https://paplus.jp/
物性データ表
下記のデータは、専門検査機関にて得られたものですが、物性は最終製品によって変わりますのであくまでも参考値としてご利用ください。
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試験項目 |
単位 |
PAPLUS® |
PAPLUS® |
ポリ乳酸 |
ABS |
PP |
---|---|---|---|---|---|---|
バイオマス度 |
wt% |
約86 |
約99 |
100 |
0 |
0 |
天然成分比率 |
wt% |
約93 |
約99 |
100 |
0 |
0 |
引張強さ |
MPa |
50 |
43 |
63 |
23〜55 |
29〜38 |
破壊時呼びひずみ |
% |
1.0 |
1.2 |
4 |
5〜70 |
200〜700 |
曲げ強さ |
MPa |
85 |
77 |
106 |
45〜52 |
41〜55 |
アイゾット衝撃強さ |
kj/m2 |
2.5 |
2.2 |
- |
1〜3.3 |
2.9〜7.8 |
耐熱温度 |
℃ |
約120℃ |
約70℃ |
約60℃ |
100〜125℃ |
168℃ |
食品衛生試験 |
判定 |
適合 |
適合 |
|
|
|
(注)本データは最終製品の物性を保証するものではございませんのでご了承下さい。
PAPLUS®で代替できる製品例
硬質プラスチック製品などをはじめとする数多くのプラスチック製品に幅広く代替可能です。
-
テーブルウェア
(耐熱、非耐熱) -
メイクアップ用品
-
配膳トレー
(耐熱・非耐熱) -
各種容器
-
プラスチックプレート
-
ハンガー
該当する主なSDGsのカテゴリ