2025年広島平和記念式典にFANOを寄贈しました

2025.08.06

2025年広島平和記念式典にFANOを寄贈しました

弊社カミーノは、世界中から広島に贈られる折り鶴から作られたデザイン扇『FANO(ファーノ)』を広島市に寄贈しました。寄贈したFANOは、8月6日に開催された「令和7年(2025年)平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)」に参列された各国の駐日大使・地域代表はじめ、来賓者に配布されました。

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【デザインについて】
今回寄贈したFANOは、野老(ところ)朝雄氏の創作における大切な考え方「個と群と律」に基づいてデザインされています。
「個」は一つひとつの要素やパーツ、「群」はそれらが集まってできる集合体、「律」はそれらを組み立てるためのルールや法則を意味します。この3つの要素をうまく組み合わせることで、多様で美しい模様やデザインが生まれるという考え方です。さらにこの考え方には、「多様性を認め合い、つながりを生み出す」というメッセージが込められており、それを誰にでも伝わる言葉「PEACE(平和)」で表現しています。また、FANO独自の360度に広がる蛇腹(じゃばら)構造と、日本の伝統色である藍と白の交互配色によって、見る角度によってPEACEの文字が浮かび上がったり隠れたりするなど、さまざまな表情を見せてくれます。

 

【野老朝雄氏プロフィール】
1969年、東京生まれ。幼少時より建築を学び、江頭慎に師事。
2001年9月11日より「繋げる事」をテーマに紋様の制作を始め、美術・建築・デザインなど、分野の境界を跨ぐ活動を続ける。単純な幾何学原理に基づいた定規やコンパスで再現可能な紋と紋様の制作 や、同様の原理を応用した立体物の設計/制作も行なっている。
主な作品に東京2020オリンピック・パラリンピックエンブレム、大名古屋ビルヂング下層部ガラスパターン、TOKOLO PATTERN MAGNETなど。
2016年より東京大学工学部非常勤講師
2018年より東京大学教養学部非常勤講師
2019年より四国大学特認教授
2022年より國立臺灣師範大學(TAIPEI, TAIWAN)客座教授
2024年より上海美術学院 (SHANGHAI,CHINA)客座教授

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